これまで、海外へ訪れるたびに、のびやかなフィットネス環境を羨ましく思っていました。当たり前のようにジムを訪れ、息をするように自然と体を動かす人々。フィットネスは人の日常の一部に埋め込まれていて、健康で魅力的な自分を形成するための重要なプライベートタイムになっていました。
日本でもフィットネスブームは盛り上がりをみせていますが、まだ海外のような軽やかさが足りていない。働き方改革が進み、これからは個人のためにお金や時間を使う時代になっていきます。そんな時代にふさわしいフィットネス環境を、時代にマッチしたビジネスで展開していくことで、人生をもっと健やかに、社会をもっと豊かにしていきたいと思い、私はFIT-EASYを設立しました。
24時間営業のマシン特化型フィットネスジム「FIT-EASY」は、最新鋭のトレーニングマシンやバーチャルレッスンを提供し、最先端の顔認証ゲートとセキュリティシステムによって、365日24時間の年中無休営業を実現しています。2018年の立ち上げから1年半で50店舗まで広げ、創業3年で全国200店舗展開を目標に成長を続けています。
AIを駆使した24時間営業のフィットネス事業は、岐阜ではまだ驚かれることも多いですが、これが主流となる時代はすぐそこまできています。人や機械をコントロールするのはAIの特技。そこはAIに任せ、私たちは最新のAIを最大限活用することで顧客満足度を上げていく、これからの働きかたを模索しています。
これからの時代は「接客＝顧客満足」が全てではありません。ですので、私は社員に「接客のプロ」を求めていません。現場の人材はもちろん大切ですが、もっと重要なことは、お客様に喜んでもらえるような新商品や新サービスを創造することで、フィットネス環境の質を高くしていくこと。AIにできることはAIに任せて、「創造力が必要な場面」で人間が力を発揮する。これこそが、近未来の日本の働きかたであり、今の日本に必要とされるビジネスの形だと思っています。
「FIT-EASY」が全国、そして世界へと進出していく頃には、日本でもフィットネス人口が更に増えているでしょう。出勤前にコンビニに寄るような軽やかさで、息をするようにジムに立ち寄る日常が、きっとやってきます。FIT-EASYに訪れる人も、ここで働く人も、人生をもっと豊かにしていくような、そんな未来が来ることを願って、全国、そして世界への事業展開を目指しています。
