筋肉を鍛えるためだけでなく、美容と健康のためにプロテインを日々の食生活に取り入れている女性も多いでしょう。美容目的で使用されることが多いのがソイプロテインですが、効果を得るには適切な使用方法を守ることが大切です。
そこで今回は、ソイプロテインの効果と活用時の注意点を紹介します。
女性で多く分泌されるホルモンが、プロゲステロンとエストロゲンです。これらの女性ホルモンは生理の周期と同調して、分泌が盛んに行われるタイミングが調整されます。
ホルモンバランスを整えることは体の調子を良くするためには欠かせませんが、乱れた食生活や運動不足、ストレスなどによって、ホルモンバランスが乱れてしまうことは珍しくありません。
そこでおすすめなのが、エストロゲンと似た構造の物質を含有する大豆から作られたソイプロテインです。
ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンはダイゼインと呼ばれる物質を含有しています。これが体内でエクオールという物質に変換され、エストロゲン類似物質として体内でエストロゲンと同じような効果をもたらすことが判明しています。
このエクオールという物質をつくり出せる人の割合は、大豆製品を摂取する頻度と関連があるとされています。実際に、大豆製品を頻繁に摂取する人は、そうでない人よりもエクオール生成能力を有している確率が2倍近くなるという研究報告もあります。エクオールが生成される腸内環境を整えられるような健康的な生活を意識した上で、ソイプロテインや豆腐などの大豆製品の効果をプラスしましょう。
ここまでソイプロテイン摂取による生理への影響を紹介しました。ここからはソイプロテインを食事に取り入れるときの注意点を紹介します。
まず、ソイプロテインを取り入れるときは、大豆アレルギーがあるかどうかを確認しましょう。
また、その摂取量を適切に管理することも極めて重要です。美容効果が期待できる大豆イソフラボンですが、過剰摂取による生理不順や子宮内膜症発症のリスクを抱えています。
大豆イソフラボンの1日の摂取量は最大でも75ミリグラム程度とされており、その中でサプリメントや特保食品などからの摂取量は30ミリグラム程度に設定されています。
ソイプロテインを利用するときは、製品の種類による大豆イソフラボン含有量の違いを把握しておきましょう。
ソイプロテインを摂取することで、女性ホルモンであるエストロゲンの作用と同じような効果を期待できます。しかし、過剰摂取によって生理不順や子宮内膜症を発症するリスクもあるので、適量を守って摂取することが大切です。
あなたもソイプロテインを活用して、美しい体を手に入れましょう。