筋トレを始めて間もない頃は、トレーニング後に筋肉痛に襲われることは珍しくありません。早く筋肉を付けたいけれど、筋肉痛を抱えながら筋トレをしても良いのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、筋肉痛を抱えたまま筋トレしても良いのか、筋肉痛の効果的な解消方法と合わせて説明します。
結論から言うと、筋肉痛を抱えたままの筋トレは避けるのが無難です。
筋肉痛が起こっているということは、その部位の筋肉が激しく損傷されているというサインです。そして、筋肉痛を抱えている部位の筋肉が修復されるまでには48時間から72時間程かかります。
回復中の部位を筋トレによってさらに損傷させてしまうと、筋肉の回復が遅れ、場合によっては怪我を誘発してしまうこともあります。また、痛みを抱えたままでは筋トレの質も落ちてしまい、効果的な筋力アップは見込めません。
筋肉痛があるときは筋肉を休ませて、痛みが完全に引くまで安静にしておくことが大切です。
筋肉痛を治療するためには安静することが大切だと分かっていても、筋トレしないと筋肉が落ちないか不安に感じてしまうものです。
そこで今回は、少しでも痛みを和らげるために自宅でも簡単にできる方法を紹介します。
筋肉痛が起こったら、炎症を抑えるために該当部位を冷やすことが重要ですが、ある程度痛みが引いたら、患部を適度に温めましょう。体温よりも10℃~20℃ほど高い温度で10分から20分程度温めると、血行促進により、筋肉の補修に必要な栄養素が流入しやすくなります。
食事内容を工夫すれば、体の内部から筋肉痛を治療することも可能です。例えば、タンパク質は筋肉の材料になりますし、ビタミンBには筋肉の合成や疲労回復を補助する効果があります。具体的に説明すると、タンパク質を豊富に含んでいる食品には鶏胸肉、鮭、納豆などがあり、ビタミンBを豊富に含んでいる食品には、豚肉、うなぎ、ごまなどがあります。
筋肉痛は筋肉が損傷しているサインなので、その最中は筋トレしないことをおすすめします。
一方で、筋肉痛は効果的に筋トレできている証拠でもあるので、適切に休息すれば筋肉をさらに大きくできます。
筋肉痛があるときは、「激しい運動を控える」、「食事内容に気を遣う」といった対策を取り、1日でも早く回復できるように努めましょう。