インクラインチェストプレスで自分に合った重さが分からず、なかなか挑戦できない人もいるのではないでしょうか。
今回は、インクラインチェストプレスの平均重量について、レベル別に詳しくご紹介します。
適切な重量設定で、効果的なトレーニングを目指しましょう。
インクラインチェストプレスは、ベンチに角度をつけて行うチェストプレスのバリエーションです。
主に大胸筋の上部を鍛えることができ、立体的で美しい胸を作るのに効果的です。
マシンを使うため、比較的安全にトレーニングできるのも魅力です。
インクラインチェストプレスは大胸筋上部に効果的なため、胸全体のバランスを整えたい方におすすめです。
大胸筋上部を鍛えることで、Tシャツなどを着た際に見栄えが良くなり、自信にも繋がります。
また、三角筋前部や上腕三頭筋も同時に鍛えられるため、上半身全体の筋力アップにも貢献します。
インクラインチェストプレスを行う際、ベンチの角度が重要になります。
角度が浅すぎると、フラットなチェストプレスと近い効果しか得られません。
逆に、角度をつけすぎると、肩への負荷が大きくなり、大胸筋への刺激が弱まってしまいます。
一般的には、30度~45度程度が適切とされています。
自身の柔軟性や目標に合わせて、角度を調整しましょう。
筋トレを始めたばかりの方は、まず正しいフォームを身につけることが大切です。
男性の場合、30kg~35kg、女性の場合20kg~30kgを目安に、10回~12回程度できる重さから始めましょう。
無理な重量設定は怪我の原因になるため、軽い重量から徐々に上げていくようにしましょう。
ある程度筋トレに慣れてきた中級者の方は、男性の場合65kg程度、女性の場合45kg程度を目安に、8回~10回程度できる重さに挑戦してみましょう。
フォームが安定していれば、少しずつ重量を上げていくことで、筋肥大効果を高めることができます。
筋トレ経験が長く、高重量を扱える上級者の方は、男性の場合85kg以上、女性の場合60kg以上を目安に、6回~8回程度できる重さに挑戦してみましょう。
ただし、高重量を扱う際は、怪我のリスクが高まるため、十分なウォーミングアップと正しいフォームを意識することが重要です。
一般的に、男性の方が女性よりも筋力が強いため、平均重量にも差があります。
これは、男性ホルモンであるテストステロンが筋肉の発達を促進する効果があるためです。
しかし、個人差も大きいため、あくまで目安として捉え、自身のレベルに合った重量設定を行いましょう。
平均重量を上げるためには、計画的なトレーニングが必要です。
まずは、現状の自分のレベルを把握し、目標重量を設定しましょう。
そして、週に2~3回程度、インクラインチェストプレスを取り入れたトレーニングを行い、徐々に重量を上げていくようにしましょう。
重量設定で最も重要なことは、常に正しいフォームを維持できる範囲で行うことです。
重すぎる重量で無理にトレーニングを行うと、フォームが崩れ、怪我の原因になります。
また、反動を使ったり、肩甲骨を動かしたりするのもNGです。
インクラインチェストプレスで効果を最大限に引き出すためには、正しいフォームが不可欠です。
まず、ベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せて胸を張ります。
グリップは肩幅よりも少し広めに握り、肘を軽く曲げた状態からスタートします。
息を吐きながらバーを押し上げ、息を吸いながらゆっくりと元の位置に戻します。
動作中は、常に肩甲骨を寄せた状態をキープし、大胸筋に負荷をかけるように意識しましょう。
インクラインチェストプレスで怪我をしないためには、以下の点に注意しましょう。
・ウォーミングアップをしっかり行う
・無理な重量設定は避ける
・正しいフォームを意識する
・トレーニングパートナーに補助を頼む
・痛みを感じたらすぐに中止する
これらの点に注意し、安全にトレーニングを行いましょう。
インクラインチェストプレスの平均重量は、レベルや性別によって異なりますが、自身のレベルに合った重量設定と正しいフォームで行うことが重要です。
無理な重量設定は怪我の原因になるため、徐々に重量を上げていくようにしましょう。
フィットイージーでは、体組成計で自身の体の状態を把握したり、パーソナルトレーニングで専門的な指導を受けることも可能です。
理想の体を目指して、効果的なトレーニングを続けましょう。