COLUMN コラム

セルフホワイトニング後の食事で気をつけたいこと｜色の濃い食べ物・飲み物を避けるべき理由とは。
セルフホワイトニングに興味があり、施術後の食事について詳しく知りたいと考えているあなた。
せっかくのホワイトニング効果を長く維持したいですよね。
この記事では、セルフホワイトニング後の食事に関する疑問を解消し、施術の効果を最大限に引き出すための食事方法を具体的に解説していきます。

セルフホワイトニング後の食事で色の濃いものを避けるべき理由

セルフホワイトニング後、色の濃い食べ物を避けるべき理由は、主に2つあります。

1:施術によって歯が乾燥するため

ホワイトニングの施術後は、歯の表面が乾燥し、色素を吸収しやすくなります。
これは、施術中に口を開いた状態が続くことや、施術に使用した薬剤が乾燥を招くためです。
歯の表面が乾燥することで、通常の歯と比較して色素を吸収しやすくなるため、注意が必要です。

2:歯の表面を保護する「ペリクル」が剥がれるため

ホワイトニングでは、歯の表面にある「ペリクル」という薄い膜が剥がれてしまいます。
ペリクルは、歯のエナメル質を保護し、歯の表面全体をコーティングする役割を担っています。
このペリクルが剥がれることで、歯のエナメル質が露出し、色の濃い食べ物や飲み物の色素や刺激に弱くなります。
ペリクルが完全に回復するまでには、約24時間から48時間かかります。
そのため、ホワイトニング後は、この期間は色の濃い飲食物を避けるべきとされています。

セルフホワイトニング後に推奨される食べ物・飲み物と控えるべきもの

では具体的に、セルフホワイトニング後はどんな食事をすれば良いのでしょうか。
推奨される食べ物・飲み物と控えるべきものをそれぞれ紹介していきます。

1:セルフホワイトニング後に推奨される食べ物・飲み物

セルフホワイトニング後は、色の薄い食べ物・飲み物を中心に食事をするように心がけましょう。
具体的には、以下のようなものがおすすめです。
・白米
・チキン
・白身魚
・パスタ(クリームソース系の色が薄いもの)
・ヨーグルト(無糖かつ無添加のものを選ぶ)
・カリフラワーや大根など白い野菜
・バナナやリンゴなど色の薄いフルーツ
・牛乳
・水
・ハーブティーといった色の薄いお茶(カフェインフリーのものを選ぶ)
・白ワインなど無色透明なお酒
これらの食べ物は、ホワイトニング後に口に含んでも歯へ着色する心配はほとんどありません。
ただし、調理法や加工の方法によっては、歯に色をつける可能性もあるため注意が必要です。
たとえば、チキンや白身魚を色の濃いソースで調理したり、パスタに色の濃いソースを使ったりすると、歯に色をつける可能性があります。

2:セルフホワイトニング後に控えるべき食べ物・飲み物

反対に、セルフホワイトニング後は、以下のような食べ物・飲み物を控えるようにしましょう。
・ベリー類(ブルーベリー、ストロベリーなど)
・カレー
・トマトソース
・ソイソース
・チョコレート
・レモン
・ケチャップ
・キムチ
・コーヒー
・紅茶
・コーラ類
・炭酸飲料
・豆乳
・赤ワイン
・ビール
・ハイボール
・カクテル(色の濃いもの)
これらの食べ物は、歯への着色やダメージを防ぐため、控えることをおすすめします。

まとめ

セルフホワイトニング後の食事では、色の濃い食べ物を避けるべき理由として、歯の乾燥とペリクルの剥がれが挙げられます。
歯の乾燥によって色素を吸収しやすくなり、ペリクルの剥がれによって歯のエナメル質が露出し、色素に弱くなってしまうからです。
セルフホワイトニング後は、色の薄い食べ物・飲み物を中心に食事をするように心がけ、施術の効果を長く維持しましょう。
また、ホワイトニング後24時間から48時間は、特に色の濃い飲食物を控えるようにしましょう。