ランニングを日常的に行っている方にとって重要な問題の1つに疲労回復があるのではないでしょうか。
なかなか疲れがとれなくてランニングしたくてもコンディションが悪く断念したという経験がある方もいらっしゃるかと思います。
そのような方におすすめなのがランニングとサウナの組み合わせです。
今回は、ランニングとサウナを組み合わせる効果について紹介していきます。
サウナは、脳疲労の解消に特に効果的です。
日常生活で、私たちの脳は多くのエネルギーを消費しています。
その大部分は、無意識の思考や悩みに使われてしまいます。
このような状態が続くと、脳は疲れてしまい、集中力が低下します。
しかし、サウナに入ることで、この無意識の思考が一時的に停止させられます。
その結果、脳がリフレッシュし、集中力が高まるのです。
この効果は、サウナ特有の高温環境が強制的に思考を停止させるために生じるとされています。
サウナの温熱効果は、筋肉を柔らかくし、血流を促進します。
これにより、疲労物質が体外に排出され、疲労が回復するのです。
さらに、サウナは抗酸化作用も持っており、体がダメージを受けにくくなる効果もあります。
この点は特に、ランニングによって筋肉にダメージを受けた後には重要です。
サウナによる血流の促進は、ダメージを受けた筋肉や組織の修復を早め、炎症を抑制します。
サウナによって、深い睡眠が得られる可能性が高まります。
実際、多くの研究がサウナの睡眠改善効果を示しています。
サウナに入ることで体温調節が行われ、脳が「疲れた」と感じ、より深い睡眠に導かれるとされています。
この効果は、サウナや水風呂での体温の急激な変化が、脳を「疲労状態」に誘導するためと考えられています。
1.水分補給
ランニングとサウナ、どちらも大量の水分を失います。
そのため、ランニング後にサウナに入る前には、しっかりと水分補給をする必要があります。
これを怠ると、脱水症状のリスクが高まる可能性があります。
特に、ランニングで失った水分は、サウナでさらに失われる可能性が高いため、十分な水分補給が不可欠です。
2.ランニング直後のサウナは避ける
ランニング後、筋肉には一時的な炎症が起きています。
この状態でサウナに入ると、炎症が悪化する恐れがあります。
そのため、ランニング後は一定時間を置いてからサウナに入ることが推奨されます。
ランニング後にアイシングを行ったり、十分な休憩を取ったりして体の状態を整えてからサウナに入るようにしましょう。
ランニングとサウナを組み合わせることで脳の疲れを取り除いたりランニングの疲れを効果的に回復させられたり睡眠の質を向上できたりします。
ランニングを日常的に行っている方にとってはメリットばかりなので、水分補給とサウナに入るタイミングには注意しながらぜひ試してみてください。