ダイエットといえば、ジョギングやスイミングなど有酸素運動を連想する方も多いでしょう。実際に、有酸素運動には短時間で大きなエネルギー消費を期待できるものが豊富にあります。
今回は、痩せるために取り入れたい有酸素運動の種類と1番痩せる有酸素運動、そして運動中に意識すべきポイントを紹介します。
有酸素運動と一言で言っても、その効果や特徴は多種多様です。自分に合った有酸素運動を見つけましょう。
ウォーキングは、年齢や性別に関係なく多くの方が簡単に始められるのが特徴です。
継続して長期間取り組みやすい運動なので、結果的に体重の減少に繋がりやすいです。重りを付けたり、歩くコースを変えたりして運動強度を上げれば、消費カロリーを増やせます。
基礎代謝を上げて太りにくい体質にするには、筋トレが効果的です。
ダイエット期間後に元の生活スタイルに戻ってしまい、リバウンドしたという失敗は、筋トレにより太りにくい体をつくることで防止できます。ただ、無理な筋トレで怪我しないように気をつけましょう。
怪我の心配が少なく、消費カロリーも大きいのが水泳の特徴です。
常に水の抵抗に逆らわなければならず、陸上で行う有酸素運動よりも大きな力が必要なので、短時間で効率的にカロリーを消費できます。しかし、高い脂肪燃焼効果を得るには平泳ぎやクロールなど、適切な泳法を覚える必要があるので、未経験者にはハードルが高い有酸素運動です。
有酸素運動の脂肪燃焼効果を客観的に見るために有効なのが、自分の心拍数を把握することです。
まず、自分の平常時の心拍数を把握しましょう。
1分間に60回程度が一般的な値とされていますが、個人によって異なるので、脈拍計を用いて正確に測るのがおすすめです。そして、220から自分の年齢を引いて、自分の最大心拍数も把握しましょう。
目標心拍数は、心拍数と目標係数を用いることで算出できます。
最大心拍数から安静時心拍数を引いた差に目標係数を掛け合わせたのち、安静時心拍数を足して出てきた値が、目標心拍数です。なお、目標係数は40から60の間で設定し、自分の体調に合わせて調整しましょう。
有酸素運動の脂肪燃焼効果は、その種類によって異なりますし、人によって得意な運動や適切な運動強度も異なります。自分に向いていない運動を続けるのは苦痛なだけでなく、けがの原因になることもあります。
まずは自分が楽しめる運動で、脂肪燃焼に適切な強度を把握することから始めてみましょう。