運動する時に分泌されるドーパミンやセロトニンとはどんなもの？
運動することは、身体的にも精神的にもたくさんの良い効果をもたらします。
運動は健康に良いものであるとして身体面でのメリットはよく知られていますが、精神面のメリットは知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
精神的な効果をもたらしているのは、運動する時に分泌されるドーパミンやセロトニンが関係しています。
今回は、運動・筋トレのメリットを紹介します。
筋トレするとどんなメリットが？
筋トレすることで以下の4つのメリットがあるとされています。
１つ目は、基礎代謝の向上です。
基礎代謝とは、生命維持のために使われるエネルギーのことです。
筋トレで筋肉量が増えることによって、筋肉はさらに熱を生み出します。
基礎代謝の向上は、脂肪を燃焼しやすくさせ、太りにくい体質につながります。
2つ目は、免疫力の向上です。
運動することで白血球やリンパ球などの免疫細胞が増加し、体の健康を守ります。
3つ目は、血流が良くなることです。
筋トレをすると、全身へ血流が促されて血の巡りが良くなります。
血流が良くなると、肩こりや冷え性の改善にもつながります。
4つ目は、頭の回転が早くなることです。
運動すると、BDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌されます。
BDNFは、新しい神経を作ったり、神経を成長させたりする働きがあるとされています。
また、BDNFの濃度が高いと記憶力や学習能力が高くなるとも言われています。
運動すると分泌されるドーパミンやセロトニンとは？
運動すると体に良い影響を与える神経伝達物質が分泌されます。
運動する時に分泌される神経分泌細胞について紹介します。
ドーパミン
ドーパミンとは、快楽をもたらす神経伝達物質です。
ストレスで低下してしまう物質であるため、ストレスがかかると何か別のものに走って快楽を得ようとします。
運動によってドーパミンを分泌し、健康的に脳にご褒美を与えましょう。
セロトニン
セロトニンとは、精神を安定させる神経伝達物質です。
セロトニンの分泌が低下すると抑うつ状態を引き起こします。
エンドルフィン
エンドルフィンは脳内麻薬の一種であり、非常に強い幸福感を与えます。
食事や運動の際に分泌される神経伝達物質です。
まとめ
運動のメリットについて紹介しました。
運動することは、基礎代謝を向上させたり、免疫力を向上させたりと体に良い影響を与えます。
また、ドーパミンやセロトニンという物質が分泌されることで精神的にもメリットが大きいです。
心身ともに良い状態で生活を送るために、運動を始めてみましょう。